「健康なら割引になる!?」

皆さんこんにちは!鈴木建設 スズキです🐟

先日、テレビを見ていたら、

あるCMに目がとまりました。

 

 

 

内容は、教科書などにも出てくる、

古代ギリシャの物語「走れメロス」の世界観で、

有名な「メロスは走った」というところから、

始まります。。。

 

 

 

■ 「おまえは、なぜ走っている・・・?」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

走り疲れたメロスが、

水辺で水を汲んでいると、

後ろに何かの気配がし、

振り向くと・・・

 

 

 

そこには、なぜか現代風の格好をして、

ジョギング途中の青年が立っています。

友を助けるために、必死に、

走っているメロスは疑問に思います。

「おまえは、なぜ走っている・・・?」

すると、青年は、、、

「僕は・・・走ったり歩いたり

健康に関する活動を続けていれば・・・」

「保険料そのものが割引になる、

という新しい保険に入ったからです。」

最初の数秒、映画の予告を思わせる、

壮大なスケールの映像からの、

現代風の青年の登場で、

何だこれは?と思って、

最後まで見て、

あ~保険のCMですかと、

納得しかけたところで、

「健康に関する活動を続けていれば、

割引になる保険」??

 

 

 

 

 

CMでは、あまり、詳しいことが

分からない感じで、

え?どういうこと?と、

納得どころか疑問が深まり、

制作側の思う壺だとは知りつつ、

さっそくネットで検索してみました。

商品名は、「Vitality」(ヴァイタリティ)

一言で表現すると、

「健康増進型保険」という

保険になるそうです。

ビジネスモデルは、

南アフリカの金融サービス会社が、

世界規模で販売している商品を、

住友生命がソフトバンクと提携し、

日本版として、今年の夏に、

リリースされるそうです。

 

 

 

 

 

気になる詳細は、

公式HPにも詳しくは、

出ていないのですが、

その時の健康状態に対して

保険料が決まるという

従来のシステムではなく、

日々の健康増進活動によって、

保険料が毎年変動し、


禁煙やその日の歩数、

健康診断の結果などで、

ポイントに換算して、

保険料が決まります。

 

 

 

 

 

生命保険の新たな形として、

興味深いですし、話題を呼びそうですね。

■ 「健康増進型保険」が浸透すると、、、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先程、取り上げた住友生命だけでなく、

保険を扱う各社でも、「健康」をテーマとした、

商品が世の中に各種リリースされています。

その背景には、

世の中における「健康」という

意識の高まりと、

国が主導する健康に、

関する施策を打ち出されて、

いることもあります。

 

 

 

 

 

超高齢化社会の現代の日本では、

人口、生産年齢人口の減少などから、

経済への影響が課題として捉えられています。

理想かもしれませんが、

「健康」への意識が高まれば、

国民がより健康になり、

豊かな生活、豊かな社会が築かれ、

それにより、、、

国民の「健康寿命」が伸びれば、

生産性の改善、医療費負担の削減など、

我々の社会にもたらされるかもしれません。

 

 

 

 

 

「健康増進型保険」の

後押しとなっている要因として、

こういった社会の潮流と、

もうひとつ、「IoT」があげられます。

技術の進歩により、

AIスピーカーに端を発し、

私たちの生活に徐々に浸透してきた「IoT」が、

これからは、「健康」についても、

存在感を増してきそうです。

昔からある万歩計のデータが、

スマホアプリの進化により、

 

データ蓄積、分析から、

今では、座りすぎていると、

アラートが上がるアプリまで存在します。

 

 

 

 

 

運動する上で、

役に立つアプリもたくさん増えただけでなく、

食事や睡眠を管理するアプリや、

スマートウォッチのように、

身につけるタイプのデバイスも、

日々進化を続けています。

「健康増進型保険」のように、

「健康」を数値化し、価値に換算する際には、

「IoT」は抜群の効果を発揮しそうです。

 

 

 

 

 

私たちの生活、衣・食・住に、

どんどんデジタルが浸透してきてますね。

近いところでいえば、

住宅とAIスピーカーとの連携を図る、

取り組みが盛んになっています。

 

 

 

 

 

個人的な想像ですが、

住宅にデジタルを取り入れることの

次の段階として、

「健康増進型保険」が盛んになったら、

「健康」に配慮できる住宅の形として、

エネルギーを見える化する

「HEMS」のようなイメージで、

生活する人の、運動量や睡眠時間、

食事状況などを見える化するような技術が、

開発されているかもしれませんね。